うらやすの人(61) 聖火ランナー 小林澄子さん (65) やると決めたからには英知を集め、万全の対策で

7月3日・いつもの聖火とは違うみんなの思いをつなぎます

 東京五輪の聖火リレーが7月3日、浦安市で行われる。地域医療を支える小林クリニック(入船)の小林澄子院長は聖火ランナーとしてトーチを掲げ、走る。

聖火ランナー 小林澄子さん

 姪から「走ってみない」と勧められて応募したという。聖火ランナーに選ばれたときは、日本中に夢と希望があふれていた。

 重い病気の患者も自らを奮い立たせたそうだ。

 ─東京五輪だ。浦安で聖火リレーを見よう。がんばろう。

 だが コロナ禍で状況は一変する。

 「いろんな思いがあります。言葉にすることは難しい」と静かに語る。

 新型コロナウイルスが日本列島を襲い、収束を見通すことはできない。東京五輪をめぐっては様々な意見がある。

 「やると決めたからには英知を集め、万全の対策をとって開催すべきです。コロナに負けちゃいけない」

 人類は火を用いることで進化してきた。聖火には特別な力があるのではないか。コロナに立ち向かう人々を鼓舞することができるかもしれない。

 「いつもの聖火とは違う。みんなの思いをつないで走ります」

 前回の東京五輪(1964年)が開催されたとき、小林さんは東京都渋谷区の小学生だった。感動したという。

 当時、渋谷区の小学校陸上大会は国立競技場で開かれていた。

 ─東京五輪の舞台となった国立競技場に出たい。練習を重ね、走り幅跳びの選手として出場を果たす。走ることは好きだ。30 代でハーフマラソンに挑戦した。

 祖父と父は医師。その姿を見て医師を志す。心の通った医療を掲げ、ペインクリニック科、消化器科、そして在宅ホスピスに取り組む。

 好きな花はバラ。趣味はケーキ作り、日本舞踊、宝塚歌劇・歌舞伎鑑賞など多彩。大切にしている言葉は「清く正しく健やかに」

広告画像

関連記事

  1. うらやすの人(43) 日本車いすスポーツ協会代表理事 坂口 剛さん うらやすの人(43) 日本車いすスポーツ協会代表理事 坂口 剛さ…
  2. 弁護士 京介 「家庭の法学」 弁護士 京介 「家庭の法学」(24) 財産分与不動産
  3. 久助稲荷神社大祭 新しい社殿で4年ぶり開催 久助縁日やカラオケ大会など、楽しい企画が盛りだくさん 久助稲荷神社大祭 新しい社殿で4年ぶり開催 久助縁日やカラオケ大…
  4. バトン世界大会優勝の上田莉夢(りのん)選手 市役所に凱旋、快挙を報告 バトン世界大会優勝の上田莉夢(りのん)選手 市役所に凱旋、快挙を…
  5. うらやすの人(57) ブリオベッカ浦安後援会会長 浦田一哉さん(47) うらやすの人(57) ブリオベッカ浦安後援会会長 浦田一哉さん…
  6. うらやすの人(62) 市民グループ「ルフラン」代表 田中恭子さん (53) うらやすの人(62) 市民グループ「ルフラン」代表 田中恭子さ…
  7. うらやすの人(26): 浦安シティマラソン 最高齢女性ランナー 岩花よし江 さん うらやすの人(26): 浦安シティマラソン 最高齢女性ランナー …
  8. 新浦安駅前ライブカフェ「Mute」営業終了 最終日にジャズ演奏、感動的な夜となる 新浦安駅前ライブカフェ「Mute」営業終了 最終日にジャズ演奏、…

新着記事

  1. 浦安リトルシニアリーグ 日本選手権大会第3位 快挙を市長報告
  2. 浦安バル街 10月21,22日開催 千葉県最大級の食べ歩きイベント
  3. 陸上100mで全国1位 岡嶋莉子選手が市長報告
  4. うらやすの人 在宅医療・山田智子院長「患者の心に寄り添う」
  5. ウクライナから避難してきたイリーナさんが外国法事務弁護士に

有限会社メディケアネット
田中屋海苔店

江戸前佃煮 株式会社西金
希望のハーモニー:瀬田敦子と若き才能が奏でる50年の感謝と未来への祈り ~能登とアジアの子どもたちのために~

PAGE TOP