旧宇田川家住宅や旧大塚家住宅の近く、フラワー通りに面した『蕎麦処 天哲』は、明治44年創業。漁師町として栄えた当時から100年以上の歴史を持つ、市内有数の老舗だ。店名は、創業者の名前にちなんで付けられた。
メニューは、どれも漁師町の名残でボリュームがある。もりそば550円、和風だしが効いたとろみのあるカレー南蛮そば850円、とろろせいろ900円、天ぷらそば900円、天ざる1700円、秘伝のタレが決め手の海老天丼1200円や上天丼1550円などがあり、添加物は一切使用せず、だしから手作りにこだわっている。
昼時は「天哲ランチ」として、好みのそばメニューにプラス400円で玉丼、親子丼、かつ丼、カレー丼などのミニ丼が付けられる(ミニ丼のみの注文は不可)。
そば類はもちろん、ゴマ油を使って一つ一つ手寧に揚げる大振りの天ぷらも一食の価値がある。そばなどの単品に追加して天ぷらをオーダーする馴染み客も多い。
昨年4月からはテイクアウトも開始し、毎日多くの注文が入るという(テイクアウトは容器代プラス50円)。
3代目主人である江野沢幹広さんは、「現在は新型コロナウイルスの感染防止策を徹底して営業を行っている。昔ながらの常連さんは世代が変わっても家族ぐるみで食べに来てくれ、新顔の人も大勢食べに来てくれており、店主冥利に尽きる。これからも地域に根差した店として、みんなに親しまれている味を大事にしていきたい」と語った。
浦安市堀江3丁目8ノ17/東西線「浦安」駅から徒歩10分/午前11時~午後3時( L O2時30分)、午後5時~7時(LO6時30分)/水曜定休/全て税込み/駐車場2台分あり
※営業時間は新型コロナウイルスの感染状況により変わる場合あり
※そばはうどんにも変更可能
でんわ 047(351)2670