浦安市は子どもたちの読書活動を推進するため、「子ども図書館」(仮称)整備計画を進めている。日の出公民館の隣接地(日の出4丁目)に建設する予定で、令和4年度オープンを目指す。
日の出公民館の隣接地に令和4年度オープン目指す
計画によると、子どもたちの読書活動は、言葉を学び、想像力を養い、感性を磨き、人生をより深く生きる力を身につけていくために欠くことができないものとしている。
しかしながら、最近、インターネットや携帯電話の普及などによって、読書離れが進んでいる。こうした社会状況の変化や市民の求めに対応。静かで落ち着いた環境の図書館から、にぎやかで、会話ができ、小さな子ども連れでも気兼ねなく利用できる新しいタイプの図書館として、「子ども図書館」の整備に向けた取り組みを始めた。
建設予定地は、新浦安地区を貫くシンボルロード沿いだ。鉄骨造2階建てで、延べ床面積2300平方メートル程度。収蔵図書は開架=5万冊 ▽閉架=10万冊を予定している。新年度予算案に実施設計を行うため、約1億円の事業費を盛り込んだ。
基本設計方針として、(1)将来の施設ニーズに対するフレキシブル性、工期などの施工条件を考慮し、鉄骨造を採用する (2)建設材料は規格品などを積極的に採用し、材料コストの縮減を図る (3)自然採光・通風を十分取り込み、自然エネルギーを活用する (4)LED器具を採用し、点灯区分の明瞭化によって使用電力の低減を図る (5)大地震時の安全と機能確保を図る (6)バリアフリー対応――などを打ち出している。
館内には未就学ゾーンや小学生ゾーン、視聴覚室などを整備。子どもたちの読書活動を高めていく方針だ。