浦安市運動公園総合体育館では1月26日、スラックラインセミナーが行われた。スラックラインは、細いベルト状のラインの上でバランスをとって楽しむ、クライマーの “遊び” から始まったスポーツ。ラインさえあれば、どこでも誰でもできる手軽さから、愛好者も増えており、日本にも4〜5万人が親しんでいるそうだ。
中級クラスでは、レベル表の段階に沿って、高さ30センチ、長さ40メートルのラインの上を歩いたりトリックに挑戦したりと、各々ほぼフリーだ。初心者でも、1時間後には2、3歩進めるようになるということで、自分自身の成長が実感できる。
始めたばかりという女性参加者は「まだ足に力が入ってしまうので疲れますが、ジンワリと身体が温まります」と笑顔。 時間が経つにつれ、参加者は夢中でチャレンジを繰り返した。心地良い音楽が流れる空間でのレッスンは、”歩く” という単純な動きと、萎縮してしまいがちな心身に、集中とリラックスをもたらす効果もあるようだ。
地元浦安出身の講師・福田恭巳さんは講師歴10年、ここ浦安での指導は3年になる。「スラックラインの良さを、もっと知ってもらえたら」と福田さん。この日は、福田さんの中学1年生の妹さん、菜友巳さんがサブコーチとして参加。「スラックラインは、不安定なラインの上で技を決めるパフォーマンスも魅力です」と語った。