剣道の県高校新人大会は11月30日と12月1日の両日、船橋アリーナで行われた。
男子団体では東海大浦安が6年連続、10度目の優勝という快挙を成し遂げ、全国大会へ駒を進めた。決勝戦では習志野と対決。実力伯仲で、接戦に次ぐ接戦で手に汗握る試合展開だった。
榊悌宏総監督は「負けたくないという気持ちが先走って、守りに入り、消極的な展開になりがちだったので、自分たちの力を信じて、もっと思い切って前に出るように」と活を入れた。
一方、女子の部では東京学館浦安が初優勝という快挙を成し遂げた。決勝は千葉明徳と対戦して、先鋒の井出巴南が面を決めて白星発進した。
次鋒、中堅では引き分けたが、勝てば優勝が決まる副将戦で寺嶋結菜が素早い動きで面を決めて安堵させた。この時点で大将戦を残して東京学館浦安の初優勝が決まったが、大将戦でも中島理歩が小手を決め、3―0で快勝した。
柴田昌和総監督は「昨年は準決勝で全国大会に参加したが、新チームはほとんどの選手が入れ替わる中で、先輩たちに追いつくために必死で頑張った成果」と選手たちを労った。北田弥子選手は「今年は新たなチームでリベンジを果たし、優勝することができた。全国選抜では、千葉県代表というプライドを持って、戦い抜きたい」と張り切っている。
全国選抜高校剣道大会は、3月に愛知県春日井市で開かれる。