東京湾奥部に残された貴重な干潟と自然に親しむことができる浦安市三番瀬環境観察館(同市日の出)が6月2日、オープンした。野鳥などの生物観察や環境学習の場として活用していく。
施設は東京湾に面している。敷地約1950平方メートル。鉄骨造2階建て。延べ床面積約270平方メートル。着工は昨年7月。事業費約1億6千万円。1階のエントランスは吹き抜けで開放的な空間が広がる。窓からは三番瀬を一望できる。2階はサンルームで、双眼鏡や望遠鏡を使って干潟に集まる野鳥などを観察できる。多目的室は環境保全に関する活動や、環境学習の場として利用していくという。風が吹き抜けるバルコニーからは東京湾を望むことができる。
担当者は「自然に親しみながら、干潟の観察を楽しめる。小学校などの授業の一環としても活用していきたい。受付で双眼鏡などを貸し出す」と説明している。
無料。開館は午前9時~午後5時。月曜休館。問い合わせは同観察館(047・711・1601)