浦安発のアーティストを育成、発信
地元浦安の隠れたアーティストを発掘、紹介しようと、平成21年10月にスタートした街角ライブ&コミュニケーション「Uスタイル」。市民プラザの多目的大ホールでの開催が4月、節目の50回を迎えた。
「東日本大震災時を除いて、月1回のペース。もしかすると20回くらいで出演者が底をついてしまうかもしれないと心配しましたが、50回重なることなく、すべて別々の出演者。あっという間の5年半でした」
この事業は、浦安市の文化・スポーツ都市づくりを支える公益財団法人浦安市施設利用振興公社(上原章理事長)が主催する。
「街中がステージになるような、面白いイベントができないものか」との宿題を受けて、浦安を舞台に活動しているシンガーソングライターの洋一郎さん、石岡雅敬さんをナビゲーターに迎え、文化会館の椎橋和雄館長と「手探りでスタートした」という。
「アーティストは、在住在勤など、浦安と接点があれば、ジャンルや年齢にこだわらない “浦安のスタイル” が売り」
ライブは午後7時から始まり、ゲストが1時間出演、ゲストとナビゲーター、増山さんも加わって、30分のアフタートークへ続く。
「だれもが気軽に来られるよう、入場料金をドリンク付き500円と格安にしたのも受けて、平日でも100~150人のお客様でにぎわっています」
ロンドン芸術大学で芸術経営を学び、大英博物館でダンス公演をプロデュース。日本を代表するサウンドアーティストのマネジャーも務めた経験を持つ。
自身育った浦安。「子供が1歳になったのを機に、市内で0歳児も入場可の親子向けコンサートを主催」。それが縁で20年、公社に入社。事業係として、街角ライブすべてのマネジメントに携わってきた。
「Uスタイルが浦安の芸術・文化の発信基地となり、アーティスト同士を結び付け、育てる。こんな理想的なイベントは公共ホールではなかなかできません。マンネリ化しないよう、今後も新しい情報をどんどん仕入れていくつもりです」
次回は5月21日(木)、トランペット奏者の向出聡さん、奥澤大輔さんが出演する。
”Uスタ” のもようは動画投稿サイト「YouTube」でも楽しめる。