ヨーロピアンけん玉国際大会 最上位部門 優勝!
東野在住 嶋寺克彰さん
けん玉というと、正月などにやった昔懐かしいおもちゃのイメージを思い浮かべる。いまや日本だけでなく北米やヨーロッパなどでも「クール」「かっこいい」と静かなブーム。子供たちには「練習するほどうまくなる」達成感が、またお年寄りには頭を使う全身運動として、 “生涯スポーツ” で脚光を浴びている存在。
昨年8月、デンマークで開かれた国際大会「ヨーロピアンけん玉オープン2014」最上位部門で優勝したのが東野在住の会社員、嶋寺克彰さん(36)。記念の “特大けん玉トロフィー” などを持って11月下旬、松崎秀樹市長を訪ねて快挙を報告した。
「おめでとうございます。お会いするのを楽しみにしていました」と祝福した松崎市長にけん玉をプレゼントすると、「ひざの動きが大切」などとさっそく実技指導。「筋がいい」とほめられた松崎市長も思わず「はまりそう」。
この大会には日本はじめアメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、デンマーク、フランスなど世界18カ国から約100人の選手が参加。最上位部門は32人の強豪が「1対1」のトーナメント形式で技の精度を競い合い、3ポイントで勝ちというルール。決勝は日本人同士となったが「厳しい戦い」を乗り切って国際大会で初優勝。
滋賀県長浜市出身の嶋寺さん。立命館大時代に全日本チャンピオンが始めたサークルに入ったのがきっかけで「毎日4~5時間練習するほど、けん玉にはまっちゃった」とか。現在は日本けん玉協会(松永義希会長)のけん玉道7段で1級指導員。
嶋寺さんがこれからの目標を「日本と世界をけん玉でつないでいきたい。浦安でも世界大会を開きたい」と話すのを聞いた松崎市長も「ぜひ、やりましょう」と力強く支援を約束した。
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【メモ】 しまでら・かつあき 近年は米欧など、海外のけん玉選手と活発に交流。平成20年から浦安在住。現在は「Tokyo Kendama Team」代表として、けん玉振興や技術向上に努めている。