浦安市郷土博物館の展示室が4月1日、リニューアルオープンした。漁師町の歴史や伝統文化の紹介に加え、海浜都市として躍進してきた浦安のまちづくりの様子が展示され、ふるさと浦安を一層知ることができるようになった。
1日、記念イベントが開催された。内田悦嗣市長が「学びの場、ふれあいの場として活用してほしい」とあいさつした。
テーマ展示室が新しくなった。「浦安の原風景」ではかつての浦安の干潟をジオラマと映像で再現した。広大な干潟や野鳥、海の生き物たちの世界を体感することができる。
「漁師町浦安」では漁業、のり養殖、貝加工など多彩な生業を知ることができる。アオギス釣りの脚立や猫実地区で採取した地層剥ぎ取り標本も展示されている。
「新しい町浦安」では大型映像で埋め立て開始以来、50年間の浦安の歩みを映像とダイナミックなCGで紹介する。
「浦安の自然」では境川や東京湾に生息する魚を水槽で飼育・展示。泳ぐ姿やえさを食べる様子を見ることができる。
この日はジュニア学芸員による解説や、べか舟乗船体験、浦安クイズなども行われた。
男子小学生は「楽しかった。ノリやレンコンなどを展示しているコーナーが面白かった」と話していた。
袖山早希絵学芸員は「展示品が増え、より魅力的になりました。漁師町時代から埋め立て以降、現代までの歴史を知ることができます。これまでの浦安とこれからの浦安に思いをはせながら、見ていただきたい」と来場を呼び掛けている。