ブリオベッカ浦安は11月27日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグの決勝ラウンドで栃木シティFCと対戦。激闘の結果、3対1で快勝し、日本フットボールリーグ(JFL)昇格の資格を獲得した。
試合は、開始直後から浦安のスピードと栃木の個々の力が拮抗する展開となった。サイドから攻撃を仕掛ける浦安に対し、栃木はボールを奪うとミスなくゴールに迫る。
両チームの攻防が続く中、前半32分、伊川拓のコーナーキックはクリアされたものの、そこから伊藤純也がゴールに鋭く突き刺さるボールを蹴り込み1点を先取。前半はそのまま1対0で終えた。後半2分、相手との競り合いの中でこぼれたボールを村上弘有が落ち着いてシュートを決め、2対0と1点を追加。その後、栃木も負けじと猛攻を見せる。後半30分、ドリブルからゴールを許してしまい1点を失って2対1に。しかし、後半41分には、右サイドから走り込んだ上松瑛がシュートを決めて1点追加。3対1と栃木を引き離す。
7分のアディショナルタイムも浦安は守り切って試合終了。その瞬間、浦安のリーグ優勝が決まった! 全国社会人サッカー選手権に続き、リーグでも王者となった浦安は、JFL昇格への切符を見事手中に収めた。
都並敏史監督は、「選手はリラックスして試合に臨むことができた。後半に危ない場面もあったが、試合全般は自分たちのペースでできたと思う。この喜びを皆で分かち合いたい」とコメントした。
JFLへの昇格は、12月6日に行われた審議会で無事承認され、正式に決定となった。