浦安市出身で読売巨人軍コーチの阿部慎之助氏が所有する品々の展示を記念して７月２９日、セレモニーが開催された。

４００号本塁打を打ったバットなど

　セレモニーは、展示スペースを設けたバルドラール浦安アリーナ１階で行われ、阿部氏と内田悦嗣市長が出席した。阿部氏は「自分の野球用具や記念の品を公開することで、野球の魅力を発信したい、と考えました。今日展示を見て、すごく立派でうれしい。生まれ育った浦安市のスポーツ発展に少しでも協力できれば、と思います」とあいさつした。

　これに対し、内田市長は「阿部慎之助氏は、読売巨人軍の４番打者として、また日本を代表するスラッガー、キャッチャーとして多くの功績を残した方。この展示を通じて、浦安の子どもたちに、野球をはじめとしたスポーツの魅力が伝わることを期待しています。阿部氏に心から感謝しています」と述べた。

　続いて、「三井ゴールデン・グラブ賞」のグラブ型トロフィーが、阿部氏から内田市長へと手渡された。

　展示品は、愛用したキャッチャーミットや４００号本塁打を打ったバット、２０００本安打達成記念ボールなど。展示は常設となり、施設の開館時間内は、誰でも自由に見ることができる。今後、記念品の入れ替えも行われる予定だ。また、阿部氏の躍動感あふれるプレーの様子などをとらえたパネルも、期間限定で展示されている。

◆バルドラール浦安アリーナ、浦安市運動公園内浦安市舞浜２ノ２７／京葉線舞浜駅より徒歩１０分