子育て支援など行政サービス充実
大東建託「賃貸未来研究所」は5月、2019年~22年の4年間に実施したアンケートの累計を集計した「街の住みここち 自治体ランキング2022〈千葉県版〉」の結果を発表。浦安市が、21年に続き2年連続で1位となった。
同ランキングは、千葉県在住の20歳以上の男女3万2485人を対象に集計。現在居住している街について「全体としての現在の地域の評価」を、大変満足100点、満足75点、どちらでもない50点、不満25点、大変不満0点の平均値から作成した。
トップの浦安市は評点73・5点。2位は73・4点の印西市、3位は69・9点の千葉市美浜区となり、両市とも21年に続き同位となった。
東京ディズニーリゾートがあることでも有名な浦安市は、市内の約4分の3が埋め立て地。計画的に開発されたエリアが多く、幹線道路と生活道路が分けて整備されている。JR京葉線新浦安駅周辺には大型商業施設があり、都内へのアクセスも良好で高い評価を得た。
アンケートに答えた居住者からは「子育てなど生活がしやすい。交通の便も良く、スーパーや病院も多い。大きな公園もあり、週末ものんびり過ごせる。祭りが多く、季節の移り変わりを感じることができる」などのコメントが寄せられた。
自治体担当者は「東京都に隣接しながら三方を海と川に囲まれ、海岸の開放や親水施設・公園などを整備することで、水辺を身近に感じられる空間や緑のある住環境を誇っている。子育て支援の充実や、認可保育園などの整備で21年度は待機児童ゼロを実現。災害への備えも、道路や下水道、建物の耐震化や集中豪雨対策に注力している」と、行政サービスが充実している点などを語った。