浦安市議会は12月20日、手洗いに関する知識の共有と手洗い環境の整備を進めるため、議員発議の「市民の健康の維持及び増進を図るためのより良い手洗い環境づくりの推進に関する条例」案を賛成多数で可決し、条例が成立した。
新型コロナウイルスやインフルエンザ、ノロウイルスなどへの備えとして、絶大な効果がある、有効な手洗いの普及啓発及び環境整備を目指した内容で、日本初の条例とみられる。
ユニセフ(国連児童基金)などは、2008年に、10月15日を「世界手洗いの日」に定めている。条例はこれに合わせて、毎月15日を「手洗いの日」とし、市民に手洗いに対する理解を深め、関心を高めてもらう。条例は6条からなり、手洗いの知識に関する情報を積極的に発信、学校等、公共施設などでのより良い手洗いができる環境の整備に努めることを市に求めている。
特に幼稚園、認定こども園、保育所、学校、児童育成クラブなどの子供たちに関連する施設での積極的な啓発と実践をうたっている。
条例案は自由民主党・無所属クラブ及び公明党浦安市議団が提案し、西川嘉純議員が発議した。採決では広瀬明子議員、美勢麻里議員、折本龍則議員の3人が必要ないとして反対し、17議員が賛成した。