体重無差別で争う柔道の全日本選手権大会で初優勝したウルフ・アロン選手(了徳寺大学職員)が5月10日、浦安市役所を訪問。内田悦嗣市長に報告した=写真。
ウルフ選手は決勝で加藤博剛選手を延長の末、支え釣り込み足で技ありを奪って優勢勝ちした。ウルフ選手は「日頃、やってきた練習が実り、日本一になった。うれしい。道場の先生やトレーニング、マッサージなどすべての人に感謝したい」と笑顔で語った。
今夏、東京で開催される世界選手権大会に向け、「おごるわけにはいかない。来年の東京五輪を見据え、勝たなければならない。優勝を目指す。結果を残し、記録をどん どん積み重ねていく」と意気込んだ。
ウルフ選手は少年の頃、柔道を始めた。東海大浦安高校出身。東京都葛飾区の実家から自転車通学していた。高校近くの店でラーメン2杯を一気に食べたこともあるという。
「柔道は練習と努力、間違ったことをしなければ勝てる競技。考えれば考えるほど奥が深い」と語った。内田市長は「おめでとう。ウルフ選手にとって浦安は青春の地だ。世界選手権大会でも頑張ってほしい」と激励した。