さまざまな生き物を観察
4月21日(日)、「干潟観察会」が開催された。9時30分すぎ三番瀬に到着したものの、まだ歩く幅がないほど砂浜に海水が満ちていた。だが長靴も用意して準備万端な参加者たちは、躊躇なく足を踏み入れた。
その後、みるみるうちに潮が引き、本格的に観察会を開始した。白いトレーに参加者が見つけた干潟の生き物を集めると、カニや貝、ボラの稚魚などが次々に。
主催した浦安市郷土博物館の副主幹(学芸員)の島村嘉一さんが、生き物1つ1つについて解説。参加した子どもたちも、トークに加わり、新しい知識を吸収していった。
場所を移動しながら、3か所でお題に沿って生き物を探した。子どもたちの見つける能力は、大人が太刀打ち出来ないほど素晴らしい。その後の解説に対する反応もしかりだった。
「この干潟は、生き物たちの幼稚園。ここで育まれた命が、大量の海水の汚れを浄化し美しい水に戻す働きをしています」という説明に、自然のシステムの素晴らしさを知った。天気にも恵まれ、充実した観察会は終了。最後に、今回帯同した「浦安水辺の会」の主催者から、6月2日(日)の浦安市三番瀬環境観察館オープンに合わせ「三番瀬クリーンアップ」を開催するというインフォメーションがあり、活動を締めくくった。