交通公園展示ホール 9月初めまで開催
緑色に化粧、黒光り、角を上げて威嚇―さまざまな生態をみせる昆虫たち。市交通公園展示ホールでの「昆虫選挙上位種と食虫植物展」が人気。珍しい昆虫や食虫植物が間近に見られるため、多くの親子連れが夏休みに訪れている。
コーナーには、カブトムシ、クワガタなどがゲージの中をのっそり歩き回ったり、ひっくり返ったり、木の枝や葉っぱのかげに隠れたり。サソリそっくりなこわそうな昆虫もいて、ゆっくり動くと “不気味”。
展示は昆虫30種類、食虫植物とオオルリアゲハチョウなど東南アジアのチョウ、全長17センチもある世界一大きいヘラクルスオオカブトムシなどの標本。
スイスから浦安の実家に里帰りしている母親と子供2人は毎日のように来園。
「子供たちが遊びやすく、展示の解説も子供目線で紹介され、わかりやすい。ハリネズミの針は体毛が硬化したものと、初めて知りました」と母親。
「本物の昆虫がこんなにいるなんて驚いた。葉っぱに隠れている昆虫を探すのが楽しかった」(小3男子)。
「大きなウサギがいるので見に来たら、昆虫展を開いていてラッキー。自由研究の参考になるかな」(小6女子)。
チーフ飼育員、山川佳一さんは「温度、湿度、エサは何にするか、苦労します。夏休みに子供たちに喜んでもらえるのがうれしいですね」という。
9月初めまで(夏休み期間中は月曜も開館)。9時~17時半、月曜日に限り動物とのふれ合いは休み。
【問】市交通公園(でんわ047・351・4083)。