3月、文科省から優良公民館表彰
大規模改修工事中だった堀江公民館が4月16日、リニューアルオープンした。利用者の声などを取り入れ、快適な環境の公民館に生まれ変わった。同公民館は3月には文部科学省から優良公民館として表彰され、花をそえた。
堀江公民館が開館したのは33年前の昭和57年4月。老朽化したため昨年秋から3億8800万円をかけて改修工事を行った。改修は利用者が使いやすく、快適に過ごせる環境にする目的で実施。
これまで2階にあった公民館併設の図書館は1階へ、視聴覚室が外部からの騒音の影響を配慮して駐車場側に移った。大集会室(2階)の利用者向けに床暖房付きの幼児用トイレ、子供が勉強しやすいように学習室(6席)などを新設した。
館内はバリアフリー化。身障者トイレを多目的トイレに変更。介護用ベッドも設置した。太陽光発電、発光ダイオード(LED)照明を採用。地球環境に配慮した公民館に生まれ変わった。
◇
【優良公民館】
社会教育の振興に多大な貢献をしたとして、文科省から第67回優良公民館のひとつとして表彰された堀江公民館。
同公民館の大塚繁館長は、開館当時からいまも続けられている「希望青年学級」が認められたのではないかという。
この学級は、知的障害者を対象に、フラダンス、料理教室、宿泊研修、ボウリング、運動会などが行われている。参加者は毎回、30人前後で、スタート時から参加している70歳台の人もいる。
このほか、幼児の親子を対象に「おひさまクラブ」など長年継続している活動も多い。