東西線浦安駅から徒歩2分の「とんかつ専門店やまだ」は、今年で創業41年の老舗だ。アクセス抜群だが、開店当時は、まだテーマパークもなく、店を続けるのに苦労をしたという。しかし、創業から一貫して変えていないことがある。それは、素材の品質とボリュームだ。厳選した国産の豚肉を仕入れて、ボリュームたっぷりで提供する。
特ロースを使ったとんかつは、肉のかたまりの中でも本当にいい部分だけを使っている。3センチはありそうな厚みで、肉質は柔らかくジューシー、食べると、肉がほぐれて旨味が口いっぱいに広がる。とんかつの常識が変わるような初体験の味わいだ。「特ロースかつ定食」は2100円、「特選盛合せ(特ロース・エビ二本)定食」は3400円となっている。
また、特ヒレかつは肉質がみっちりとしまっていて、特ロースとは味も食感も違うおいしさ。こちらもぜひ試してみてほしい。「他店より少し値が張るかもしれないが、きっと納得してもらえる」と語る店主の山田さん。エビかつはキャベツが隠れてしまうほどの大きさ、お米は魚沼産を使用するなど、その心意気が随所に表れている。
店内は、木目と石の素材が組み合わされ、シックで上品な雰囲気。1階はカウンターとテーブル、2階にも席がある。揚げたての一番おいしい状態で食べてほしいのでテイクアウトは積極的にはやっていないが、要望があれば対応するという。
ここ数年、若い人や女性の一人客などが増えてきたそうだ。ランチタイムには1300円のお得な定食も提供する。山田さんは「真面目にやって、幅広いお客さまに喜んでもらえたらうれしいです。年中無休ですが、毎日楽しいですよ」と笑った。
浦安市北栄1ノ17ノ3/東西線浦安駅南口より徒歩2分/11時30分~14時、17時~21時30分/無休/全て税込み/駐車場あり
問い合わせ=047・354・0535