全国大会上位入賞などの実績を持つ市内在住の若手選手に、年間10万円の補助金が贈られる市の「オリンピック・パラリンピック等選手育成補助金事業」の2020年度対象選手に、秀明八千代高校2年生で空手道の大野美桜さんら12人が指定された。
事業は東京オリンピック・パラリンピックが近づいた5年前にスタート。東京オリンピック・パラリンピックは延期されてたが、「東京後」を目指す若手を応援しようと、すでに国際的に活躍する選手のほか、中学生2人が選ばれた。
10月8日に市役所で育成選手指定証授与式が開かれ、中・高・大学生選手6人が出席した。内田悦嗣市長は「新型コロナに負けない勇気と希望を市民に与えるように頑張ってほしい」と激励して指定証を手渡した。
昨年度に引き続いて指定証を受け取った空手道の秀明八千代高校2年、大野美桜さんは「新型コロナで試合ができなくなったピンチをチャンスに変えます」と語った。また、ビーチバレーの明海大学1年生ペア、菊地真結さんと衣笠乃愛さんは「日本一を目指して頑張る」と決意を表明。
日本車いすテニス協会のジュニアランキング1位で、今年度初めて対象選手になった高洲中学校1年生の橘龍平さんは「指定されてうれしい。10万円は遠征費や車いすのメンテナンスに大切に使います。感謝します」と話した。
さらに車いすテニスのNICインターナショナルカレッジ高2年、坂口竜太郎さん、パラ陸上の高洲中学校3年、遠山勝元さんも「頑張ります」と声を合わせた。
そのほかの指定選手は次の6人(敬称略)
▽甲斐好美(陸上、JOKER) ▽北川凛生(水泳、日大豊山高2年) ▽佐原春香(車いすテニス、国府台女子学院高2年) ▽寺田有希(テコンドー、法政大国際高2年) ▽中村妃智(自転車、日本写真判定) ▽藤代心(柔道、三井住友海上火災保険)