未来に向かって ～新たな成長戦略～

浦安市議会 前議長 西川よしずみ

　この間、改選もあり、議会や議会改革の取り組みについて、ご紹介してきました。議会基本条例等調査・検討特別委員会が設置され、本格的な議論をスタート。一定の進捗後、またご報告させて頂きます。

　現在、市では、１０年、２０年後のまちの将来像を描いた、すべての計画の基本となる、「新総合計画」を策定しています。今後はこの計画と、自らの公約を交えながらお話していきたいと思います。

　令和６年に歳出超過　

　今後２０年間の財政見通しが示されました。それによると、急激な高齢化による社会保障費の増大、インフラなどの大規模改修など、令和６年に１４億ほど歳出超過になるという状況です。

　まちは今、成熟期に入っています。これから先の１０年、２０年は、新たな成長に向けた大切な時期です。確かに、歳出を抑制するために一定程度、既存事業の見直しは必要になってくるでしょう。しかしながらそれだけではなく、宿泊税などの新たな財源確保や、税収増（まちの発展）に繋がるような成長戦略が必要です。

　まちの魅力を創る　

　浦安は漁業権放棄と海面埋め立て事業により急速に発展。そこには先人たちの苦労と英知、時代という背景があったわけですが、それを受け継いだ我々はさらなるまちの発展のため、これまで以上にまちの魅力を伸ばしていくことが必要です。本市の発展や、最近では流山、武蔵小杉などの発展の裏に交通インフラの充実がありました。引き続き京葉線の複々線化とりんかい線への乗り入れ、羽田直結線の実現に尽力して参ります。他方、ハードだけでなくソフト、新たな文化を創造していくことも重要です。次号では「起業家が集うまち」を取り上げたいと思います。

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