浦安市は公道に面したブロック塀を撤去して、いけがきを設置する場合、補助金(限度額10万円)活用を呼びかけている。
6月の大阪府北部地震で小学校のブロック塀が倒壊し女児が犠牲になった事故以来、浦安市内でも民間の所有するブロック塀のうち “危険性” があるケースの扱いが焦点になっている。
9月市議会でも危険ブロック塀対策の一般質問が相次いだ。これに対し市側は「新たな撤去費用補助制度は考えていない」とし、(公道に接している場合)、「いけがき設置奨励事業補助金」の活用で対応することを明らかにした。
みどり公園課によると、いけがき設置補助金は、市内の戸建て住宅の緑化を推進するため昭和53年度にスタート。平成19年度以降、29年度までをみると、交付件数は24年度の72件、約684万円が最高。東日本大震災に伴う緑化が要因。
25年度は50件、約476万円、26年度は33件、約300万円、27~28年度は18~19件、約127万円~135万円に落ち込んだ。しかし29年度は52件、約400万円と急増している。
補助金額は、いけがき設置が1メートル当たり8千円、限度額16万円 ▽いけがき設置に伴うブロック塀の撤去補助(接道部)同1万円、同10万円。補助条件は (1)外側から見える部分の樹木の高さ90センチ以上、長さ1メートル以上 (2)1メートルにつき、3本以上植栽(葉張り45センチ以は2本以上)─など。
補助金申請など詳細は、みどり公園課 でんわ351・1111(代表)。