浦安市内の今川橋など3か所の交差点に「歩車分離方式」という見なれない看板が立てられた。
浦安署が若潮通りの今川橋東詰、同西詰、新浦安駅前西側美浜西エステート1号機前の3か所に立てた看板=写真。それには「歩車分離方式信号に変わりました。浦安警察署」、3月14日とあるだけで、ほかに説明は一切なし。これを見て戸惑う歩行者もいる。
同署によると、歩行者と車を分離して交差点を渡る方式。信号がすべて赤になると歩行者用の信号が青になるので、歩行者は安全に交差点を渡ることができる。歩行者向けの青信号の時間は20数秒。交差点はスクランブル方式ではない。
今川橋西詰交差点の前は順天堂大浦安病院なので、杖を使ったり、ベビーカーを使ったりする人が多い。青信号で渡っていれば心配ないが、渡り切りにはギリギリの時間になってしまう。県警が昨年9月、今川橋交差点で車の通行量を調べた結果、夕方のピーク時1時間では順天堂大から新浦安方向へは798台、逆方向へは514台で通行量が多くこの方式を採用。
同署は新方式採用で3日間、パトカーを配置、利用者に歩車分離方式を説明。「信号を渡るのに時間は多少かかるが、信号の指示通り渡れば事故は防止できるので理解して」(同署)という。