うらやすの人(33): 車いすテニス 日本ジュニア ランキング1位 坂口竜太郎選手(13)

鈴木スポーツ長官から励まされ猛練習誓う

東京パラリンピック出場を目指し、一層の決意!!

 「これから日本の車いすテニスを引っぱっていってほしい」―。1月11日、東京・霞が関のスポーツ庁で鈴木大地長官を表敬訪問した車いすテニス日本ジュニアランキング1位で活躍中の高洲中1年、坂口竜太郎選手(13)は、こう励まされ、3年後の東京パラリンピック出場への決意を一層固めた。

坂口竜太郎選手

鈴木長官に励まされ、東京パラリンピック出場を目指す坂口選手(中央)

 この日は多くの報道陣に囲まれ、やや緊張した表情で長官室に入った制服姿の坂口選手。長官から「小柄だけどテニス歴はどのくらい?」と聞かれ「(本格的には)4~5年です」と答えると、再び長官から「かわいいね」とほめられ、はにかんだ。
 福岡出身の坂口選手。2歳の時、交通事故で脊髄を損傷、米国でのリハビリを経て神奈川からバリアフリーが充実している浦安市に7年前転居。5歳で始めた車いすテニスは素早いチェアワーク(車いすフットワーク)が特徴。車いすテニス界のレジェンド・国枝慎吾選手のプレーを見て「自分でも始めたいと思ったのがきっかけ」という。

 昨年、第33回日本車いすテニス選手権ジュニアの部で優勝を果たした。「自分はあきらめやすい性格なので、国枝選手みたいに最後までボールをあきらめないで追いかけていきたい」と今年の目標を掲げた。 
 そのうえで、「3年後に向けて、自分が生まれた日本でパラリンピックが開かれるのはすごいこと。1試合でも多く勝てるよう練習を重ね、代表として出たい」と力強く決意を表明した。
 浦安市のパラリンピック育成選手に認定されているだけに父親の剛さんは「息子をしっかりサポートしていきたい」と話す。

 この日、同席した日本車いすテニス協会の大前千代子会長は (1)練習場所がない (2)バリアフリーでない (3)専門施設がない― など、選手を取り巻く厳しい現状を長官に訴え、「ハード、ソフト両面の充実」を求めた。 
 鈴木長官は「(国民の)心の中にあるバリアをなくすよう努力したい」と応じた。

 浦安市では松崎前市長の指示で、高洲に車いす専用テニスコートの開設を急いでおり、今年度内(3月末)に完成予定という。


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