株式会社オリエンタルランドは5月19日開催の取締役会で、指名・報酬委員会での審議を経て、代表取締役の異動を内定した。また、同取締役会で役員の管掌・担当・委嘱の変更を決定した。
新しい代表取締役会長(兼)CEOには、現取締役副社長執行役員の髙野由美子氏(66)が就任する。現職の加賀見俊夫氏(87)は、代表取締役として残るとともに、同グループの取締役会議長に就任予定だ。
指名を受け髙野氏は「過去にないほどのスピードと複雑さを持つ時代にあって、私たちのビジネスの持つ力を最大限に発揮し、常に新しい魅力ある価値を提供することで、顧客、株主、従業員、そして社会の皆さまのご期待に応えてまいります」と話した。
代表取締役の異動は6月29日開催予定の第63期定時株主総会承認後の取締役会での承認をもって正式決定される。2022年度の業績が前期に比べて大幅に回復した同グループ。今年4月には東京ディズニーリゾートⓇが開園40周年を迎え、コロナ禍以前の賑わいを取り戻しつつある中、今後のさらなる企業価値向上を図るための動きとなり、次のステージに向けた経営体制の構築が期待される。