パートナー関係を宣誓した同性カップルに、宣誓受領証を交付する市の「パートナーシップ宣誓制度」が、5月から始まった。
その第1号として、5月6日に男性カップルが市役所で宣誓書に署名し、受領証が交付された。制度は多様性を認める地域づくり政策で、県内では千葉市、松戸市に続く3市目の導入になる。
宣誓したのは、いずれも市内に暮らす30代会社員の宮村和正さんと、まさきさん。6日午前、多様性社会推進課を訪れ、宣誓書に署名して提出。内田悦嗣市長から受領証を受け取った。
宣誓をすると、墓地公園の使用や災害見舞金の受け取りができるほか、7月からは市営住宅の申し込みが可能になる。
内田市長は「悩んでいる人の助けになればと取り入れた制度です。(宣誓者の)希望に合わせて、サービスを増やすほか、不動産会社など民間にも理解を広げていきたい」と話している。