新型コロナ感染拡大で開催が心配された「浦安市成人式」が、予定通り3月7日、舞浜の東京ディズニーシーで実施されることになった。
新型コロナ緊急事態宣言が1か月延長され、3月7日が宣言期間最終日になることから、市が再度、開催の可否を検討、十分な感染予防策をとれば開催可能と判断して、2月3日に開催を発表した。
当初、成人式は1月11日の開催だったが、感染拡大に伴う1月8日の千葉県を含む1都3県への緊急事態宣言発出を受けて、3月7日に延期された。
2月2日に緊急事態宣言期間の延長が決まったのを受けて、市は同日夜に新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いて、予定通り開催する方針を決めた。そして、3日に東京ディズニーシーを運営するオリエンタルランドと再度、協議・調整して正式に開催を発表した。
東京ディズニーシー内の屋内劇場「ブロードウェイ・ミュージックシアター」を会場に使うことなどに変更はない見通しで、開催時間などの詳細を早急に決定し、ホームページなどで新成人に伝える。
成人式は2002年から19回連続して、東京ディズニーランドで開催され、今年初めて会場を隣接の東京ディズニーシーに移した。緊急事態宣言期間延長で、市の判断が注目告されていた。
成人式を再延長すると、春休み期間以降になり、卒業や就職で浦安を離れる対象者もでることから、再延期は現実的でないとみられ、「中止になるのでは」と心配する声もあったが、市は浦安のシンボル行事として全国的にも知られている成人式の伝統を絶やせないと、予定通りの実施を決断した。