小・中学生中心に130人が参加
新浦安カルチャープラザは新浦安駅前プラザマーレ3階の青少年交流広場で10月28日、戦場カメラマン、渡部陽一さん(46)のトークショーを開き、小・中学生とその保護者ら約130人が参加した=写真。
渡部さんは明治学院大在学中から “戦場カメラマン” として活躍し、TVやラジオにも頻繁に出演している。
トークショーで渡部さんは身振り手振りを交えながら語った。その渡部さんは、大学の講義でアフリカ中央部ではピグミー族が鳥やサルを捕まえながら生活していると聞いて、どうしても自分の目で確かめたくなり、アフリカのジャングルへ行ったところ、少年兵が銃を手に戦っているルワンダ内戦に遭遇。自分に何ができるか自問した結果、傷つき、泣いている子どもたちの姿を写真で伝える戦場カメラマンになることを決意したと話した。
そして、会場の小学生から「好きな国はどこですか?」と質問されると、「イラク。戦争で食べ物がなくても分かち合い、困っている人を見ると助ける温かい人たちで、友達がたくさんできた」と答えた。そのうえで「みんなも大きくなったら、どんどん外国に飛び出して、世界中の人の声を自分の耳で聞いてみてほしい」と締めくくった。