すべての人に優しい 千葉県の実現(17)
防災対策を考える
9月1日は防災の日です。また、防災の日を中心とした1週間は防災週間となっております。昨年の台風第15号(令和元年房総半島台風)、台風第19号(令和元年東日本台風)では、千葉県にも甚大な被害をもたらしました。そして首都直下型地震が、今後30年間に発生する確率は70%と言われています。いざという時のために、防災グッズの準備や点検を行い、ご近所やご家族で、防災について話し合いをするなど、意識を高めていく月間でもあり、それが自助・共助へとつながっていくのです。毎年9月には、千葉県でも防災訓練や講演会、展示会など防災に関する様々なイベントが開催され、情報を得る機会がありましたが、コロナ禍ではその多くが中止となっており、自主的に防災対策を考える時間を持つことも必要だと感じています。
スフィア基準とは
避難所の質向上を考えるとき、参考にすべき国際基準をスフィア基準と呼称します。例えば、プライバシー確保や要配慮者支援の段ボールベッド、母子専用の避難所設置などです。浦安市では、避難所ごとの避難所開設運営マニュアルが作成され、避難所の開設運営が、迅速かつ効果的に行えるようになっており、千葉県では、そのマニュアル等を策定する際に必要な指針を、避難所運営の手引きとして示しています。現在千葉県では、避難所におけるプライバシーや、衛生面など質の向上に向けた研修事業を実施しておりますが、さらに研修事業の充実を図り、安心して過ごせる避難所を確保できるよう努めます。
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(プロフィール)
衆議院議員秘書を経て浦安市議会議員3期12年。
浦安ライオンズクラブ。防災士。。市川浦安地域獣医師会顧問。浦安市華道協会。
平成31年4月の千葉県議会議員選挙にて当選、現在2期目。