浦安市の明海小学校6年生の岡野たからさん、市原英茉さん、大谷杏さん、米田奈央さん、那須美里さんが、休校期間を使って、マスク100枚を手作りし、5月18日に同市高洲の市特別養護老人ホームに届けた。
新型コロナ感染防止のため、入所のお年寄りが家族と面会できず、寂しい思いをしていることを知った岡野さんが、3月下旬に仲良しの4人に呼び掛けてマスク作りをスタートさせた。
インターネットで作り方を調べ、苦労して素材を集めた。5年生の家庭科授業で学んだ、ミシンの技術を生かして完成させたガーゼを、カラフルな布で包んだマスクには「素材を提供してくれた、多くの人の思いがこもっている」(岡野さん)という。
同ホームには、短期を含め150人が入所している。マスクの必要度はそれぞれなので、100枚は十分な枚数だという。施設総園長の副島克行さんは「5人の思いと行動に感謝したい。自由に施設に入れるようになったら、また訪れてほしい」と話して、マスクを受け取った。