上棟式を開く、晩秋に完成する予定
稲荷神社(浦安市当代島)の新しい社務所と御輿(みこし)庫の建て替え工事の上棟式が6月29日、行われた。今年の晩秋、完成する予定だ。
稲荷神社は元禄2(1689)年の創建と伝えられる。当代島の鎮守として氏子らに親しまれている。これまでの社務所は老朽化が進み、建て替えることになり、合わせて神輿庫を併設することになった。
新しい社務所は会議室を一般に貸し出すとともに災害時には避難所として活用する。概算予算は8千万円で、奉賛金を募った。
上棟式には氏子や工事関係者らが参列し、家原國彦宮司が祝詞(のりと)を奏上した。また、集まった子供たちに菓子などを配り、子供たちは喜んでいた。
尾頭博行総代長は「今までの社務所は小さくて手狭だった。新しい社務所は3倍ほど大きくなる。完成するのが楽しみだ。地元の住民らの協力のおかげで奉賛金が集まった。今後は地域の活動の拠点や避難所として活用していきたい」と笑顔で話していた。