文化

師走に向け「第九」練習始まる 12・9 老若男女が“歓喜”歌う

 「首をまわして音を出しやすく」―。師走の風物詩ともいわれ、国内各地で行われるベートーベンの交響曲「第九」公演。浦安市でも市民演奏会実行委員会(武澤秀明委員長)が組織され、200人を超える団員が12月9日午後2時から文化会館大ホールで行われる4年ぶりの第25回公演に向けて、7月14日から合唱練習に入っている。

第九合唱練習

合唱練習に励む浦安市民合唱団員たち=WAVE101

 7月8日の結団式から、全26回の練習の3分の2以上の出席が条件に集まった団員は200人超。パート別ではソプラノ70人、アルト70人、バス35人、テナー35人などとなっている。90%が市民で、中学校1年生の女子や18~19歳の大学生から89歳の女性まで幅広い。学生は中学・高校・大学まで合わせて4人。第九に初めて挑戦する初心者は約50人。武澤さんによると、「一度、第九を歌ってみたかった」という応募動機が目立つ。

 練習は文化会館またはWAVE101で行われ、平日は夜6時45分から2時間、祝土日は午後1時半から3時間集中して実施。結団まもない7月14日のWAVE101での練習を紹介すると―。
 土曜日の昼下がり、三々五々、集まってきた団員たちは、合唱指導者の砂田直規さんから、まずはウオーミングアップ。「音はお腹から出して。口先ではだめです」にうなずきながら、体をほぐしたあと、ドイツ語の発声練習を繰り返した。
 練習に参加した女性(78)は「前回に続いて2回目。女声合唱団に加入して20年。今回はドイツ語をみっちり歌いこみたい」と意欲をみせていた。
    ◇
 12月9日の第25回公演の内容は次の通り。
 ベートーベンの「交響曲第9番ニ短調合唱付き」。ブラームスの「大学祝典序曲」。シベリウスの「フィンランディア」。モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。
 指揮 木村英一 ▽独唱 ソプラノ・佐々木典子 ▽メゾソプラノ・池田香織 ▽テナー・片寄純也 ▽バス・上江隼人。
 管弦楽 浦安シティオーケストラ、浦安ユースオーケストラ(フィンランディアほか)▽明海中学校管弦楽部 (フィンランディアほか)
 合唱 浦安市民合唱団
 チケットは1500円(全指定席)。

広告画像

関連記事

  1. 羽田空港と都心結ぶ新路線 舞浜駅直通の構想も 羽田空港と都心結ぶ新路線 舞浜駅直通の構想も
  2. 「まちづくりプラザ」スタート 旧入船北小がリニューアル 「まちづくりプラザ」スタート 旧入船北小がリニューアル
  3. 浦安高校が明海大学と連携協定締結 浦安高校が明海大学と連携協定締結
  4. 60歳からのパワーに期待 デイサービススタッフ養成 60歳からのパワーに期待 デイサービススタッフ養成
  5. バス運行システム導入 東京ベイシティ交通 バス運行システム導入 東京ベイシティ交通
  6. 壁も境界もなく夢にまい進 IPCとアスリートの架け橋になりたい 壁も境界もなく夢にまい進 IPCとアスリートの架け橋になりたい
  7. 市内を舞台にしたドキュメンタリー映像作品 浦安市と東京芸術大学連携アートプロジェクト 市内を舞台にしたドキュメンタリー映像作品 浦安市と東京芸術大学連…
  8. 浦安小さな旅(11) 「明海」 浦安小さな旅(11) 「明海」

新着記事

  1. 境川かわまちづくり計画登録証伝達式 水辺に親しむ環境整備
  2. 10月22、23日 千葉県最大級飲食イベント 浦安バル街開催
  3. パリ・パラリンピック2024 車いすラグビー日本代表、 金メダル! おめでとう、池崎大輔選手
  4. GKのナイスセーブが光る攻防戦に ヴェルスパ大分と対戦し引き分け ブリオベッカ浦安
  5. 子どもたちがスポーツを体験し、レベルアップをめざす浦安スポーツチャレンジ 11月3日明海大学浦安キャンパスで開催

毎日新聞浦安南部・北部専売所
浦安ふじみクリニック
さくら保育園
有限会社メディケアネット PETCARE
田中屋海苔店

江戸前佃煮 株式会社西金
どこに生まれても、生まれてきて良かったと思える社会へ! JAFS関東

PAGE TOP