文化

人情豊かな魚市場のドキュメンタリー映画 3月末に閉場映像として記録を

映画監督歌川氏 映像ディレクター今井氏 が製作

 市民に親しまれてきた浦安魚市場(北栄)が3月末に閉場する。映画監督の歌川達人さん(28)と、映像ディレクターの今井真さん(32)が人情豊かな魚市場の日々を追うドキュメンタリー映画に取り組んでいる=写真。

歌川達人さん 今井真さん

 浦安魚市場は戦後の昭和28年に組合を結成し、営業を始めた。目利きの店主らが新鮮な海産物などのおいしい食べ方を説明しながら、対面販売してきた。根強い魚市場ファンが多いが、施設老朽化などの影響で3月31日に閉場することになった。

 市川市在住の歌川さんはカンボジアの伝統織物の村を舞台にしたドキュメンタリー映画を製作した経験がある。「浦安魚市場がなくなると聞いた。映像として記録したい」と、昨年から撮影を始めた。
 魚市場の日常の情景を撮影するとともに、浦安の歴史を取材。懐かしい昭和の写真を探し求めた。また、魚市場で鮮魚店を営みながら、フィッシュロックバンド「漁港」のボーカルとして活動する森田釣竿(つりざお)さんが昨年秋、浦安の寺で行った熱いライブも間近で撮影した。

 東京都在住の今井さんはかつて、魚市場を舞台にした森田さん主演の人情喜劇映画「アナタの白子に戻り鰹」を映画監督として撮影しており、浦安の事情に詳しい。「長い歴史を持つ魚市場で働いている人々の精神的なものを残したい」と、スタッフとして関わっている。

 昨年12月、魚市場で最後の歳末大売り出しが行われた。夜明け前の開店準備から営業終了までの情景を丹念に追った。最終日には店主らがビールなどを飲みながら打ち上げ。「お客さんがたくさん来てくれて、盛り上がった。商品が売り切れた」と感謝する一方、閉場が迫るせいか、目に涙を浮かべる店主もいたという。

 歌川さんは「地域の伝統的、土着的なものが姿を消しつつある。哀愁を感じる。浦安魚市場の撮影を続けて長編ドキュメンタリー映画に仕上げ、映画祭に出品。映像と写真を後世に残したい」と意気込んでいる。

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