舞浜の東京ディズニーシーに2022年度中に誕生する8番目のテーマポートの名称が「ファンタジースプリングス」と決まった。5月21日、起工式が開かれ、運営会社オリエンタルランドの加賀見俊夫会長、上西京一郞社長、ウォルト・ディズニー・カンパニーのロバート・A・アイガーチェアマンがくわ入れして、工事がスタートした。
新ポートは東京ディズニーシーの西側隣接地。総投資額は2500億円で、既存施設への追加投資では過去最大規模になる。
「ファンタジースプリングス」は、「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界を」をテーマにディズニー映画の世界を再現。魔法の水が流れる滝や池がゲストを出迎えてくれる。その先には「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」を題材にした3つのエリア。アトラクションやレストランのほか、泉を臨むように最上級ラグジュアリークラスのホテルが作られる。
アトラクションは4つ、レストランは3つ、ショップは1つで、すべてこのプロジェクトのために開発されたという。
加賀見会長は「ゲストの『体験価値』が、飛躍的に向上する」。アイガーチェアマンは「一生残る最高の思い出を作っていただける場所にしていく」としている。
東京ディズニーシーでは7月23日に大型アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」がスタート。7月には東京ディズニーランドに新立体駐車場が完成予定だ。
2020年春には、東京ディズニーランドにディズニー映画「美女と野獣」がテーマの新エリアと「ファンタジーランド・フォレストシアター」「ベイマックスのハッピーライド」「ミニーのスタイルスタジオ」が開業予定。2021年度には、ディズニー/ピクサー映画「トイ・ストーリー」シリーズがテーマの新ディズニーホテルが東京ディズニーリゾート内に開業を予定している。