浦安の伝統的観光資源「屋形船」を新たな観光の目玉に‐。浦安観光コンベンション協会(桑田幸一会長)は浦安遊漁船協同組合(西脇賢太郎理事長・船宿、釣り船など11社加盟)と連携して7月22日から来年3月まで月2回程度、屋形船の定期乗合船をスタートさせる。コースは浦安橋下から出船、旧江戸川を下り、葛西臨海公園方面やTDR周辺など浦安ベイサイドを巡る2時間30分。船上からTDRの花火などが楽しめそう。
定期乗合船スタートに先立ち、6月25日夕、メディア関係者にプレス発表会を兼ねた屋形船の乗合体験会が開かれた。定員40人の屋形船では、東京湾の夜景や海上からのTDRの花火を楽しみながら天ぷらや刺身などの料理を試食。”ミニクルーズ” 気分を味わっていた。
桑田会長は「船遊びは江戸時代、お大尽のものだった。今回の乗り合い船で団体はもちろん、若いカップルやファミリーなど5~6人の小人数でも気軽に船遊びの楽しさを知ってもらいたいと遊漁船協同組合、市とタイアップして企画した」とねらいを話した。
気軽に船遊びの楽しさを カップル、ファミリー大歓迎
定期乗合船は平日と土日の日程で7月22日を皮切りにスタート。来年3月21日まで合わせて16回実施。組合加盟の7船宿の屋形船が運航を希望する船をローテーションで社会実験事業として実施する。19時出船、21時半帰着。
料金は大人1人1万800円、小学生以下は半額の1人5400円。乳幼児は食事なしで1人乗船料2160円(いずれも税込)。大人は刺身や天ぷらなどの料理に飲み放題。子供は料理にソフトドリンク。カラオケセット付き。イス席の屋形船もある。
定員は各回先着40人程度。最少催行人数は10人の申込からで、浦安観光コンベンション協会がホームページで各回2週間前から募集し、10日前に実施を判断。【問】でんわ047・350・7555(10時〜17時)。
屋形船の定期乗合船日程、担当船宿(変更あり)は次の通り。
(1)7・22(相馬屋) ▶(2)8・14(西栄) ▶︎(3)8・26(相馬屋) ▶︎(4)9・6(吉久) ▶︎(5)9・22(川口) ▶︎(6)10・13(川口) ▶︎(7)10・28(岩田屋) ▶︎(8)11・17(西栄) ▶︎(9)11・30(吉久) ▶(10)12・16(吉野屋) ▶(11)1・12(相馬屋)▶(12)1・26(岩田屋) ▶(13)2・9(西栄) ▶(14)2・23(吉野屋) ▶(15)3・2(金屋) ▶(16)3・21(金屋)