魚の仲卸「吉善」の直営店として2002年に創業した「すし処・善」。すしだけでなく、新鮮な魚介を使った一品料理やお酒のつまみが豊富にそろう。豊洲市場で旬のネタを仕入れて、リーズナブルに提供できるのは、仲卸の直営店ならでは。仕入れ次第で、その日だけの料理があるのも楽しみだ。
和食板前の八代将明さんは、料理長を任されて2年目となる。自身が「おいしい料理においしいお酒」という食事が好きで、アルコールメニューを充実させたという。
たとえば日本酒は、宮城県の「飛龍」から高知県の「南」まで、産地が日本列島を縦断するラインナップだ。以前は1種類しかなかったウイスキーも、今では5種類に増えた。「ハイボールは、おすしに合いますよ」と八代さんはにっこり。
一番のおすすめは、前菜から上腕、刺身、焼物、すし、デザートなど9品揃う、コース料理の「雅」(6000円、2日前までに予約)だ。厳選した素材に繊細な味付けを施し、彩りも鮮やかに盛り付けて提供してくれる。
昼時は「ランチプレート」(1200円)をはじめ、すしや揚げ物がセットになったメニューが充実。15品目のお節料理(1万円)の予約も開始している。
店内はジャズが流れ、モダンな雰囲気だ。カウンターとテーブル席、掘りごたつ式の座敷があるので、おひとり様から宴会まで、さまざまなシーンで訪れられる。
「ふらりと来てカウンターで1杯、というお客様もいらっしゃいます。ぜひ気軽に訪れてほしいです」と八代さん。心のこもった料理に好きなお酒を合わせて、小粋に過ごせそうだ。
浦安市堀江6ノ4ノ32/東西線浦安駅より徒歩16分/平日11時~15時(LO14時30分)、17時~21時、土日祝11時~21時、土曜は22時まで(LO21時30分)/木曜休/提携コインパーキングあり
◆問い合わせ=047・352・3751