東西線浦安駅から徒歩1分弱の「鳥起(とりたつ)」。9月30日までは、2カ月間テイクアウトのみで営業していたが、解除に伴い10月1日から店舗での営業を再開した。
紀州備長炭でじっくり焼き上げる “とりセット(とり、つくね、砂肝、手羽先各2本1300円)” と “もつやきセット(シロ、レバー、タン、カシラ各2本1160円)” はぜひオーダーすべき。「この味わいとボリュームで、このお値段?」と驚く。刺身もオススメだ。
加えてオーナーの人生も興味深い。もとはレーサー志望。1976年にアメリカのデイトナ24という耐久レースに日本人として初めて参加。レースの合間にスポンサー探しも行った。そしてある時、「自分自身がスポンサーになれる仕事をすれば良い」とひらめき、焼き鳥屋に目をつけた。
3年ほど修行して、屋台を持ち、その後支店も2店になった。店の移転などを経て、今の店舗1店に落ち着いたのだが、コロナ禍に見舞われた。「今考えれば、1店舗になった事が幸いだったかも」と語る。
また、従業員の生活を守りながらの経営は大変だと思うのだが、「この仕事が楽しくてしょうがない」と笑顔を見せた。
魅力あるオーナーが作り上げる、メニューを食べに行けるチャンスがあるのは、私たちにとっても嬉しいことだ。
◆営業時間=17時30分~21時(酒の提供は20時まで)、毎週日曜定休(時間変更あり)
◆住所=浦安市当代島1-1-4メトロセンター内
◆問い合わせ=047・354・8768