私たちが暮らす浦安を歩いてみよう。小さな発見があるかもしれない。今回は「美浜・富岡・弁天」。秋晴れの日、緑豊かな町を訪れた。
新浦安駅前から出発する。交差点を渡った。美浜歩道橋が見える。美しい構造だ。空を見上げる。真っ青。足が軽くなる。
シンボルロードを進む。美浜の住宅地を抜ける。林の中の道に出た。うっそうと茂っている。緑のトンネルのようだ。
地元の女性と出会った。「この道が好きです。よく通ります」と笑顔を見せた。
◇浦安富士
境川橋を渡って富岡へ。しばらく歩く。広大な中央公園に着いた。小高い丘。「浦安富士」(通称)だ。トラックで大量の土を運び込み、築き上げたという。
園児たちが歓声をあげ、元気に駆け回っている。登ってみよう。一歩、一歩、進む。頂上に着いた。浦安富士に初登頂。ちょっとうれしい。
東京湾方面に眺望が広がる。だが、視界を森にさえぎられ、本物の富士山方面は見えなかった。
和食処一心で昼食。カキフライ定食をいただく。元気回復。街歩きを再開する。弁天の住宅地のメイナベーカリーに立ち寄る。家族の土産においしいパンとクッキーを買った。
◇カカシ
最終目的地、弁天ふれあいの森公園に到着した。広々として開放的な公園だ。秋の草花が美しい。ゆったりと散策を楽しむ。
おや、田んぼにカカシが立っている。同公園を育む会代表、後藤隆さん(65)が「6月に子どもや市民が古代米を田植えして、秋に稲刈り。できるだけ、手作業で、五感をつかって体験しています」とにこやかに語った。
大木の下に座る。寝ころんだ。空を見上げる。青い、青い、浦安秋天。