元町地域初の大型公園
浦安市が、元町地域で初めてとなる大型の公園として整備を進めてきた浦安公園(猫実)が4月7日、全面オープンした。東日本大震災を教訓に防災機能を高めた。
浦安市は平成29年度から、公園整備事業に着手した。これまでに一時的な避難場所となる広場や、かまどベンチ、マンホールトイレ、臨時ヘリポートなどの防災機能を整備してきた。
今回、新たに設置した災害対応型トイレは、汚水循環方式を採用した。市によると、このトイレは国内初という。災害による断水時などにも、平常時と同じように水洗トイレ(超節水型)として利用することが可能だ。災害時には洗浄水量を5リットルから1リットルに切り替えて使用する。災害時には延べ約8600人が使用可能という。
東日本大震災が発生したとき、浦安市の一部地域では断水が続いた。被災地の家庭の水洗トイレが使用できず、多くの市民が仮設トイレを使っていた。
このほか、防災倉庫や多目的広場も整備され、防災面に配慮した公園が完成した。
浦安公園は面積約2万平方メートル。工事費約8億1500万円。市役所に近く、芝生広場 、ドッグラン 、ゆうゆう広場 、こかげ広場などが整備され、子供たちの遊びの場や市民の憩いの場として活用されている。