私たちが暮らす浦安を歩いてみよう。小さな発見があるかもしれない。今回は「東野周辺」。境川から見明川までの道を巡った。
◇境川東水門
境川東水門からスタートした。いつもは車で通るが、じっくり全容を見る機会は少ない。堂々とした構えのりっぱな施設だ。川面に姿が映る。
あけぼの歩道橋を渡る。花壇が整備されている。紫、黄、青、赤。色とりどりの花が咲く。橋の上から境川を眺める。いい景色だ。
市役所通りを進む。きれいな並木道。東野2丁目の住宅地の角を曲がった。市営東野プールがあった。今夏は開場した。コロナ禍とあって事前申込制で人数制限したが、多くの市民が楽しんだことだろう。
写真を撮影していると、正午の鐘の放送が流れた。
昼時だ。東野1丁目方面に戻る。
中華料理店「倉一廊」に入る。炒飯。激辛ニラもやし。煮玉子。そして餃子を注文。うまい。満腹。大満足。
◇公共施設
街歩きを再開する。浦安郵便局の角を曲がる。総合福祉センター、障がい者福祉センター、そして老人福祉センターが建つ。中に入ってみよう。市民が囲碁、将棋を対局している。知人がふたりいた。声をかけられた。
「将棋指しに来たの」
―いえ、いえ。取材中です。
思いがけないところで知人と出会うとは。浦安はほどよい規模の街と実感した。
住宅地を進む。中央公園通りに出た。交差点を渡り、再び、市役所通りを歩く。学校内から竹刀の激しい音、若い気合が響いてくる。剣道部が稽古しているようだ。私も中学・高校時代は剣道部だった。
◇田んぼにカカシ
見明川に着いた。橋の上から眺める。東野3丁目の住宅地が広がる。
弁天ふれあいの森公園を訪れた。一角に田んぼ。カカシが立つ。市民や子どもたちが作ったという。のどかな “田園風景”。
天は高く、青い。秋の空だ。
(塩塚 保)