浦安市は1月27日、市民栄誉賞の表彰式を開催し、同市出身で、昨年現役を引退したプロ野球巨人の阿部慎之助・二軍監督に授与した=写真。阿部監督は「素晴らしい賞をいただき、うれしい。光栄に思う」と満面の笑顔を見せた。
表彰式は午前10時半から、市役所1階の市民ホールで行われ、市民ら約200人が集まった。阿部監督が音楽とともに登場すると、大きな拍手が沸き起こった。
内田悦嗣市長が「阿部監督は浦安生まれ、浦安育ちだ。プロ野球界を代表する選手として活躍した。市民の誇りだ。多くの青少年に夢と希望を与えた」とあいさつ。表彰状と花束などを手渡した。
阿部監督は「自分が市民栄誉賞とは思っていなかったが、選んでいただき、ありがとうございます。5月には(浦安市の)運動公園で2軍の試合がある。超満員になってほしい。僕のユニホーム姿を皆さんに見せられることを楽しみにしている」とあいさつした。
阿部監督は表彰式後、報道陣に「浦安は僕のふるさとであり、聖地だ。この町で育ててもらった。思い出がたくさんある。帰ってくると、うれしくて、いろんな感情が沸いてくる。今後、浦安出身のプロ野球選手が出てくると、うれしい」などと語った。
浦安市は今年度、市民栄誉賞表彰規則を制定した。文化芸術、学術研究、スポーツなどの分野において高い評価を得て、社会に明るい希望と活力を与えた功労者を表彰するもので、阿部監督が第1号となった。