東京五輪・パラリンピックに向けて浦安市の内田悦嗣市長とフランスカヌー・カヤック協会CEOのリュドヴィック・ロワイエ氏は9月12日、浦安市役所でキャンプ実施に関する覚書を締結した。
市によると、今年2月、同協会関係者が浦安市を視察。市内の宿泊施設と競技会場(東京都)へのアクセスの良さを高く評価して今回のキャンプ実施に関する合意に至ったという。
ロワイエ氏は「来日する度に日本のすばらしさを発見する。浦安は立地条件が良く、いい印象を持った。居心地のいい街だ。案内してくれた人もあたたかかった。堅いきずなで結ばれることを願っている」とあいさつした。
また、リオデジャネイロ五輪銀メダルのマキシム・ボーモン選手は「浦安で行き先を間違えてバスに乗ったが、親切な人に助けられ、無事、ホテルに帰ることができた。
市民はあたたかい。浦安を活動の拠点にして練習し、日本の気候に体をならしていく。リオでは銀メダルだった。東京五輪では金メダルを目指す」と意欲を示した。
義足のバーボサ・ネリア選手は「パラリンピックに出場するのは初めて。世界大会では4位になったことがある。東京大会ではメダルをとりたい」と笑顔で話した。
内田市長は「覚書を締結できてうれしく思う。市民と一体となっておもてなしをしたい。末永い友好の第一歩となるように」と語った。