ブリオベッカ浦安(以下、浦安)は9月16日、「日本フットボールリーグ(JFL)第20節」でヴェルスパ大分(以下、大分)と対戦し、引き分けとした。
試合会場は成田市の重兵衛スポーツフィールド中台陸上競技場。グランドの芝が荒れ、風が強く吹く中での試合開始となった。
立ち上がり2分。大分のフリーキックが風に乗ってゴールの隅を目がけ飛ぶが、GKがナイスセーブで防ぐ。そこから、浦安の反撃が始まる。鮮やかな連携プレーで相手のゴールに迫るが、なかなか得点につながらない。その後、大分の攻撃が激しさを増して攻防戦となり、互いに無得点で前半終了となる。
後半開始早々、浦安は追い風を背にコーナーキックを獲得するものの、ゴールには至らない。2分には、相手選手が抜け出し、GKと1対1の対決となるが、好セーブで失点を防ぐ。6分、中盤でボールを支配した浦安はゴール下ギリギリに切り込むが、GKに弾かれてしまう。互いの好プレーに会場が沸いた瞬間だった。40分にもチャンスが到来するが、互いに無得点のまま試合が終了となった。
浦安12本、大分8本、計20本のシュートで見せ場の多い試合となったが、互いに得点にはつながらなかった。GKのファインセーブとともに、荒れたピッチでシュートが思う通りに決まらなかったことも影響したようだ。ホームスタジアムを持たず、県内の競技場を転々とする厳しさに直面した試合だった。
都並敏史監督は、「勝ち切りたかったが、相手の攻撃が続く中、守り切って無失点としたことはなによりだった。次は勝ちにいきたい」と語った。
浦安は、今試合終了時点で9勝3分8敗と6位。勝ち点を重ねてより上位を目指してほしい。