まちの希望をつくる 浦安認知症 フレンドシップクラブ

町田市と浦安市の妄想会議が始まった。妄想会議とは、人・モノ・金の制約が一切なかったらどんな社会を望むのか、実現可能性に縛られずにアイデアを出し合うまちづくりワークショップの手法です。町田市では認知症の人たちがコミュニティづくりに関わり、その声が施策や活動に活かされており、全国で初めて認知症フレンドリーコミュニティについて取り組んだ街と言われています。その町田市との対話は本当に有意義なものとなりました。
浦安チームの名称はUDFCに決定。「浦安認知症フレンドシップクラブ」の頭文字をとって名付けました。U浦安、Dディメンシア( 英語で認知症)、Fはフレンドシップ、Cはクラブ。Dには「誰でも」という意味も込められています。UDFCは認知症の人も、そうでない人も、誰もが住みやすい街、浦安を目指して活動していきます。私たちは自らを「デザイナー」と呼ぶことにしました。それぞれの立場とやり方で浦安のビジョンを描き、まちをデザインしていく。官民の連携によるまちづくりを実践していくことをイメージしています。
浦安市では認知症条例の制定が進められており、今議会で議決されれば千葉県では初。この機を逃すまいと、私たちは令和四年を浦安市認知症フレンドリー元年にしようと意気込んでいます。条例制定過程では、認知症の本人やその家族、医療介護以外の業界も含めた民間事業者など、さまざまな立場の方が参加するワークショップを3回開催するなどし、意見収集に力を入れてきました。これまで条例を制定した先行自治体でも、ここまで意見収集を広く行った例は少なく、全国の有識者からも注目を集めています。
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プロフィール
昭和55年浦安生まれ。慶應義塾大学卒。一新塾出身。
オムソーリ・プロジェクト代表。
平成31年4月市議会議員選挙に当選し現在一期目。