人と人とをつなぐ図書館 本によるまちづくり

浦安市図書館の累計貸し出し冊数が6千万冊を突破し、6月には6千万冊目の資料を借りた方への記念品贈呈式が行われました。昭和58年3月1日の中央図書館開館以来の統計です。
令和2年3月、中央図書館のリニューアルオープン。新型コロナウイルスの感染拡大のタイミングと重なり、サービスが制限されての開館となりました。木の温もりを感じる素敵な空間に生まれ変わりました。
人と人とのつながりを生み出す新たな図書館のかたち
中央図書館には新たにワークスペースが設けられました。これは、個人・グループでの学習や、図書館利用による研究成果の発表、ミニ講座、展示会等ができるスペースです。私は、ここでビブリオバトルができたら面白いなと思っています。
ビブリオバトルとは、発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まり、1人ずつ本を紹介し合います。発表についてディスカッションをし、どの本が一番読みたくなったかを基準に全員で投票を行い、チャンプ本を決める取り組みです。
本の魅力を伝えるためには、内容を把握することはもちろん、伝えるための情報を整理し、簡潔に伝える工夫も必要になります。アウトプットするというゴール設定があることで理解がより深まります。また、他の人の発表を聞くことで新たな分野への興味・関心が沸いたり、自分と違った価値観に出会うこともできます。
夏休みで読書感想文を書かなきゃいけない。どの本について書けばよいかわからない、何から書いたらよいかわからない。そんな時は一度、家族や友だちとビブリオバトルをしみてみはいかがでしょうか。
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プロフィール
昭和55年浦安生まれ。慶應義塾大学卒。一新塾出身。
オムソーリ・プロジェクト代表。
平成31年4月市議会議員選挙に当選し現在一期目。