3月14日告示、21日投開票の任期満了に伴う市長選に、前市長で保育園理事長の松崎秀樹氏(71)が無所属で立候補することを表明した。市長選には現市長の内田悦嗣氏(55)が再選を目指して無所属で立候補することを表明している。

松崎氏は1月15日、美浜の浦安ブライトンホテル東京ベイで記者会見し、「現市政の4年間で市財政が急激に悪化した。財政悪化に名を借りて、子育て支援や障がい者福祉が切り捨てられている。4年間は1市民として、子育ての現場から市政を見てきたが、浦安は劣化している。これを止めるため、多くの人の声もあって立候補を決めた」と出馬への決意を表明。
そのうえで、「市単独の保健所を設置して、子育てにやさしいまちを復活させる。浦安はこれまで何度もピンチをチャンスに変えて発展してきた。新型コロナのピンチも行政手腕でチャンスに変えられる。東日本大震災復興の経験を生かす」と述べた。
松崎氏は県議を経て1998年、市長初当選。5期半ばの2017年2月、知事選立候補のため市長を辞職した。知事選では震災時の森田健作知事の対応を強く批判し、市町村に寄り添う県政実現を訴えたが、森田知事に敗れている。