業界ニーズ学び知見深めたい ホテル受講者に聞く 明海大

 急激に拡大している国内外の観光需要を見据え、明海大は12月16日まで、地域観光産業の強化を担う宿泊施設向け中核人材(ミドルマネジメント)育成プログラムを実施中。約20人の育成対象者からホテルに勤める浦安市関係の3人に受講動機や学んだことをどう生かすかなどを聞いた。

育成プログラム参加者

将来への決意を話した浦安市から参加した左から吉原さん、佐藤さん、箕輪さん

 プログラムは、ホテルでのホスピタリティの原点(10月21日)、外国人が期待する日本のホスピタリティ(同28日)、海外ホテルのホスピタリティから考える(同29日)、ホテル経営戦略(11月18日)、ホテルのためのファイナンス(同25日)、ファイナンス・ユニフォームド会計(同26日)。
 12月はレベニューマネジメント(3日)、コーチ型マネジメント(9日)、観光立国をめざすために宿泊施設の果たす役割と責任(10日)、ネットワーキング・修了式(16日)。

 11月18日のホテル経営戦略では講師の浅生亜也氏が戦略を上位概念から捉え、今後部門や組織をマネジメントしていく際、会社の全体戦略から逆算して考えることを到達目標に掲げた。
 経営戦略とは、広い市場で競争力を持ち勝ち続けていくために企業が持つべき長期的な方針や計画。その戦略をピラミッドの頂点から理解することで、自身の立ち位置に合わせどのような戦術に結びつけていくかを考えるクセをつけることがマネジメントに求められる。
 この日は、概念を理解した上で、実際のケースで戦略の立案を行うグループワーク行った。

顧客満足に活用したい 
■佐藤さやかさん

(1) 受講動機は何ですか?
 「変革する観光旅行産業で、今後なにが求められていくのか、業界ニーズを学び知見を深める絶好の機会と思った」
(2) 受講プログラムを今の仕事にどう生かしますか(将来も含めて)?
 「モノ消費・コト消費の時代に合わせホスピタリティをどう進化させていくか、顧客満足の向上に活用したい」
(3) 訪日外国人へのもてなしで大事なことは(邦人客も含めて)
 「安心安全であることが大前提と感じます。文化の違いを正しく伝え、豊かな体験を提供できるのも日本ならではと思います」
(4) 今回までの講義で特に印象に残ったことは?
 「ホテル経営戦略。情熱を持っていれば後天的な努力でキャリアは築くことができる、チームの大切さを身をもって感じました」

各分野の最前線にいる講師から学びたい 
■吉原真理子さん

(1) 受講動機は何ですか?
 「経済状況や災害などさまざまな要因により変化し続ける環境や条件に合う考え方を、色々な分野の最前線にいる講師から学びたい」
(2) 受講プログラムを今の仕事にどう生かしますか(将来も含めて)?
 「おもてなしに必要な知識や経験など、今まで個人の裁量に委ねられていたことを、言葉で理論的に伝えて、スタッフの質を向上させ、お客様が心地良く感じ、戻りたくなる場所を作りたい」
(3) 訪日外国人へのもてなしで大事なことは(邦人客も含めて)
 「訊くこと。相手の言葉を聞き取ることではなく、その方にどんな背景があって、どんな気持ちでそうおっしゃっているのか慮り、心を近く寄せるようにしています」
(4) 今回までの講義で特に印象に残ったことは?
 「経営戦略や財務について講義で、数字を分析したり、投資の判断をしたりしながら、経営者や事業計画担当者の仕事を疑似体験することが、とても興味深い」

ホテル運営のミドルマネジメントを理解 
■箕輪将臣さん

(1) 受講動機は何ですか?
 「訪日旅行者の受け入れに際して、自ホテルで優先すべきニーズの捉え方や、地域やホテル間での連携、協力体制の構築を学べると考えたため」
(2) 受講プログラムを今の仕事にどう生かしますか(将来も含めて)?
 「ホテル運営の決定に関わる職位につく事になり、ミドルマネジメントへの理解を深める事で、自ホテルの発展に繋がる人材育成に活かしたい」
(3) 訪日外国人へのもてなしで大事なことは(邦人客も含めて)
 「ニーズの先読みのための業務熟知やスピーディな提案を行う事も大切だが、共感を得られるようなお客の心に寄り添う姿勢が大切だと学んだ」
(4) 今回までの講義で特に印象に残ったことは?
 「実務経験豊富なコンシェルジュや、ハワイなど海外事例を基に、必要なニーズの捉え方(マーケティング)、ホスピタリティのあり方(歴史と文化に基づく)の講話」


関連記事

 

アーカイブ

ページ上部へ戻る