おさんぽカメラ: 巨木めぐり

おさんぽカメラ: 巨木めぐり

 浦安駅から元町の街路樹、清瀧神社、大蓮寺の古木‥と浦安の巨木をめぐる探訪会が初冬の晴れた日、10人の参加を得て市郷土博物館の主催で行われた。
 案内人は島村嘉一主任学芸員、説明役は日本樹木医会会員で「樹の生命を守る会」理事長の有田和實さん。有田さんは日本をはじめ海外の樹木にも精通している ”樹の博士” 。

町のシンボルの大松

(写真1) 町のシンボルの大松

掘り出された大松の根

(写真2) 掘り出された大松の根

 最初に訪れたのは境川洽いの旧町役場跡。往時、町のシンボルの大松が生えていたところ。松は樹齢200年を超え、漁から帰る船の目印になっていた (写真1、郷土博物館提供) が、昭和17年に枯れた。56年後の平成10年、下水道工事中に根が発見され、切り株として郷土博物館に保存された。大きさは1.2メートル × 65センチの楕円形(写真2)。

清瀧神社のケヤキ

(写真3) 清瀧神社のケヤキ

大蓮寺の大イチョウ

(写真4) 大蓮寺の大イチョウ

 清瀧神社にはケヤキの大木が何本もあり、ここも漁場から帰る船の目印になっていた。空を突くケヤキは、その名残を今日に伝えている(写真3)。 その隣の大蓮寺には大きなイチョウ(写真4)やサンゴジュの高木があり、境内には市指定の保存樹木が22本もある。

 一行は豊受神社まで足を伸ばす。お目当ては境内の大銀杏(写真5)。市内で最も風格のある豊受神社の御神木で、推定樹齢350年。唯一、市の天然記念物に指定されている。

豊受神社の大銀杏

(写真5) 豊受神社の大銀杏

浦安の巨木をめ ぐる探訪会

(写真6) 有田さんの説明に耳を傾ける探訪会参加者のみなさん

 市教委の調査では根の周囲8メートル、高さ14メートル。幹が7本に分かれ、春から夏にかけて緑に覆われ、秋にはギンナンの実がなる。秋風に散る黄色い葉の風情は見事で、葉を落として冬空に張りつめる枝には風雪に耐える強さがうかがえる。

 一行は、寺社の樹木や街路樹をカメラに収め、有田さんの「ナンテンには殺菌作用があり、水のないときはこの葉で手をこすった」などの説明に耳を傾けた(写真6、郷土博物館提供)。

     ◇

 保存木: 市の規則で地上1.5メートルのところの幹回りが1.5メートル、高さが15メートル以上、植樹後5年以上が経過しており、樹容が美観上優れている木。市内では613本が指定を受けており、市は巨木と位置づけている。指定を受けると年間5千円以上の助成金が交付される。


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