文学座、浦安ゆかりの 「青べか物語」を舞台化

創立80周年の意欲作 12〜26日公演

 かつての漁師町・浦安を舞台にした山本周五郎の人情喜劇「青べか物語」が舞台化され、5月12~26日(16日は休演)、東京・信濃町の文学座アトリエで上演される。

 「青べか物語」は半世紀前、川島雄三監督によって、森繁久弥ら “東宝オールスターキャスト” で映画化されているが、文学座の舞台化は初めて。制作担当の最首志麻子さんは「来年創立80周年を迎える文学座が取り組む意欲作。ゆかりの浦安市のみなさんに、ぜひ劇場においでいただければ」と話している。

青べか物語ポスター

「青べか物語」の上演ポスター

 「青べか物語」は昭和3年から3年間、当時の浦安町に住んだ山本周五郎が、そこで出会ったり、見聞きしたりした人たちの話。小説では漁師町「浦粕」を訪れた私は老人からボロ舟「青べか」を買うはめになり、浦粕に住み着き、町の人たちから “蒸気河岸の先生” と呼ばれるようになる―があらすじ。
 最首さんによると、文学座アトリエの会が据えた今年のテーマは「新しい台詞との出会い」。具体的には (1)文学座と接点のなかった日本人劇作家による新作書き下ろし作品 (2)文学座で上演されなかったか、上演頻度が少なかった明治期以降の日本人劇作家による新演出作品。
 これを受け、劇作家で小説家の戌井昭人さん(祖父が文学座創立メンバーの戌井市郎)が脚色を務め、今回が初演出となる所奏さんが自ら企画を立案したという。

 上演時間は1時間半前後。出演は坂口芳貞、押切英希、松井工、上川路啓志、山森大輔、萩原亮太、つかもと景子、高橋紀恵、鈴木亜希子、下池沙知。
 上演時間は13~15、18~26日が14時から。12日は19時から。17、19、24日は終演後、アフタートーク。入場料金(全席指定・税込)は前売・電話予約4300円、当日券4600円。【問】文学座 でんわ 03・3351・7265。


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