浦安市長に内田氏 2新人破り初当選

 松崎秀樹前市長の知事選出馬に伴う浦安市長選は3月26日投開票され、無所属で新人の前県議、内田悦嗣氏(52)=自民、公明推薦=が、前市議の折本ひとみ氏(59)と前市議の岡野純子氏(38)の無所属2新人を破り、初当選を果たした。今回は知事選、市議補選(欠員2)とのトリプル選挙だったが、市長選の投票率は45.20 %で過去最低だった前回(40.56%)を上回った。当日有権者数は13万2164人。

浦安市が輝くため粉骨砕身がんばる

万歳する内田氏

支持者とともに万歳する内田氏(後列中央)=3月26日午後10時半ごろ

市長選投票結果

 清瀧神社に近い堀江3丁目の内田氏の選挙事務所。午後10時すぎ、「当確」の一報が入った。詰めかけた支持者で立錐の余地もない事務所に、内田氏が姿を現すと歓声があがった。
 内田氏は、支持者と共に万歳を繰り返し、「市民から大きな負託をいただいた。これはゴールではなく、スタートだ。浦安市がもっと輝くため、粉骨砕身がんばる」などと抱負の一端を語った。
 折本氏は今川2丁目の後援会連絡事務所で敗戦の弁。「敗れたとはいえ、志は最後まで通せました。今後は次にバトンタッチし、これからの人を育てます。14年間、支えていただいた皆さんに感謝します」と、政治活動から身を引くことを明らかにした。
 岡野氏は頭を下げながら北栄の選挙事務所入り。支持者ら約20人に深々と頭を下げ「このような結果で、申し訳ない。私の力不足です。皆さんが懸命に支えてくださったのに残念です」。

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 今回の市長選は、昨年秋、5期目の折り返しを迎えた松崎氏が「県民に寄り添わない県政を変えたい」などとして知事選出馬の意向を表明したことで動き出した。
 「市民が主役の市政。すべての人の『浦安ダイスキ』を目指した市民目線の街づくり」を強調した内田氏。「4度目の市長選挑戦で、今度こそ一番を目指す。スペシャルな街にしたい」などと訴えた折本氏。「満足度が高い松崎市政継承を打ち出し、攻めの施策で躍進を掲げた」岡野氏。
 内田氏は唯一の浦安出身候補で、自民、公明の組織票に加え、市職員、市議、県議と約30年間、浦安のまちづくりに携わったことをアピールし、折本、岡野両氏を圧倒した。

初登庁する内田市長

「市民の声で事業見直す」内田市長、初登庁で会見

 内田市長が3月28日午後1時半、市役所に初登庁した。1階正面玄関には、市幹部や職員、市民ら多数が出迎え、内田氏に女子職員らから花束が贈られた=写真。
 このあと、内田氏は記者会見を行った。このなかで「身の引き締まる思い。皆さんの期待に応えられるよう、がんばりたい」と述べた。
 事業の継続と刷新では「分野的に先入観をもたずに市民の声を聞いて見直したい」。
 29年度の骨格予算見直しでは「4月に入るので臨時会では無理。財政調整基金投入も含めて判断したい」と6月議会で肉付けすることを明らかにした。
 液状化対策では「住民同意が(対象の)1割しかないのはおかしい」と述べ、他の工法も含め、国や県にも新たな制度などを要望していくとした。


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