ジャパンラグビーのトップチームがやって来る 「NTTコム」ホームスタジアム

 スポーツチームの活動拠点に利用することを開発条件に進出企業を募っていた浦安市の高洲地区。やってくるのは、ジャパンラグビートップリーグに所属する「NTTコム」と決まった。親会社のエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(東京・千代田区、庄司哲也社長)が土地を入手。近く全体計画を明らかにする予定だ。

ホームスタジアムの予定地

NTTコムのホームスタジアムが進出することになった広い高洲8丁目の予定地

 同市の埋め立て地最後の開発事業。高洲8丁目に残る用地は、広さ約3万8千m2。住宅誘致がほぼ終了したことから市が「トップレベルのスポーツチームの誘致」という開発条件を付け、県企業管理局が昨年9月、入札を行い、NTTコムの親会社が34億7600万円で落札した。
 ラグビー部の正式チーム名は、「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス」。チーム名が長いため、「NTTコム」と表記されることが多い。

 ジャパンラグビートップリーグは、国内トップの社会人ラグビー全国リーグ。16チームが所属し、NTTコムは昨季5位でシーズンを終えた。現在は隣接する市川市二俣にあるNTT千葉総合運動場がホームグラウンドとなっている。
 しかし、ここはラグビーチームだけが自由に使えるわけではなく、練習試合の応援に来るサポーター用の駐車場もないため、親会社がチームのホームグラウンドとして、新たな適地を探していた。
 同社広報室では、「現在は設計段階。浦安市の利用承認を得られ次第、最終調整して、チーム名を含めて今年度中には全体計画を発表したい」と話している。

 グラウンドの建設予定地は、東京湾沿いにある県立浦安南高校の前。
 一般的に、ラグビーの国際試合ができるグラウンドは、タッチラインの長さ100m、ゴールライン70mの広さが必要だ。
 同社は当初、「天然芝のグラウンドを2面つくり、うち1面は地元に開放したい」と説明しており、クラブハウスや観客席、駐車場などの付属施設を整備しても十分な敷地を確保しているといえる。

高洲の埋立最終事業 近く全体計画を発表
市、ワールドカップキャンプ地に立候補

 ジャパンラグビーのトップリーグは全国で開催されているが、試合はほとんど公共施設を使用するため、浦安がリーグ戦の会場になることはほぼない。しかし、今後、練習試合などの地元開催は多くなりそうで、「今からワクワクしている」と期待するラグビーファンは多い。
 市ラグビーフットボール協会の辻田明会長も「市内には、子供のチームから高校、大学、一般のクラブチームがあり、ファンも多い。トップチームの練習や試合を目の当たりにできるメリットは大きい」と大歓迎。
 グラウンドの完成を先読みして、市では2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップの公認キャンプ地に立候補した。

 応募は昨年末に締め切り、全国47都道府県の76地区(90自治体)が名乗りを上げて、来年春までには出場20チームの候補地が絞り込まれる予定。県内からは浦安のほか、成田、柏、市原の各市と長柄町が候補地として手を挙げている。
 キャンプ地は出場チームが決める。


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